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楽天の競合分析とは?|競合商品の選び方と定点で見る項目

楽天の競合分析とは、主力キーワードで楽天市場を検索し、上位に表示される他店の商品と自店舗の商品を、検索順位に関わる項目で比べることです。 店長や運営担当者は、商品名を修正したのに順位が戻らないときや、順位が急に下がったときに、他店の商品との差を確認します。当社では、[PR]の枠を除いた上位10商品を比べる相手に選び、6つの項目を比較表にして、同じキーワードで定点で見続けることをおすすめしています。
根拠は、楽天商品検索APIでECNOVA Searchが取得したデータの集計です。2026年8月20日〜10月16日に、約30日あけて2回取得した1,636キーワードの上位10件を比べました。上位10商品のうち3商品以上が入れ替わったキーワードは40.2%、1位の商品が変わったキーワードは44.4%でした。
この記事でわかること
- 比べる競合商品の選び方と、検索順位に関わる6つの比較項目
- 比較の結果から、商品ページで修正する項目を決める手順
- 上位10商品の約30日の入れ替わりと、定点で見る頻度・ツール
楽天の競合分析とは?|同じキーワードで上位の商品と自店舗の商品を比べること
楽天の競合分析とは、「主力キーワードで楽天市場を検索し、上位に表示される他店の商品と自店舗の商品を、検索順位に関わる項目で比べること」です。 比べる単位は店舗ではなく、キーワードごとの商品です。
- 店舗単位の分析と、キーワード単位の分析の違い
- 楽天市場の検索順位の決め方と、比べる項目の関係
- 楽天の競合分析でわかること
![楽天の競合分析の流れを5つの段階で示した図。主力キーワードを3〜5個に絞る、[PR]の枠を除いた上位10商品を書き出す、6つの項目で比べる、修正する項目を1つ決める、同じキーワードで定点で記録する、の順に矢印でつながり、定点の記録で上位の顔ぶれが変わったら3つ目の比較に戻る](/knowhow/rakuten-competitor-analysis/images/competitor-flow.png?v=fe0d0345)
店舗単位の分析と、キーワード単位の分析の違い
店舗単位の分析は他店の売上規模や品揃えを比べ、キーワード単位の分析は検索結果に並ぶ商品を比べます。 店舗単位の分析では、他店の売上規模・品揃え・価格帯を比べ、仕入れや商品企画に役立てます。3C分析やSWOT分析などの枠組みを使うのも、主に店舗単位の分析です。
キーワード単位の分析では、検索結果に並ぶ商品を比べ、自店舗の商品が劣る項目を探します。検索順位を上げたい店舗には、当社はキーワード単位の分析から始めることをおすすめしています。修正する場所が、自店舗の商品ページの項目として決まるためです。
楽天市場の検索順位の決め方と、比べる項目の関係
楽天市場の検索順位は、検索ワードと商品の関連性を主軸に、機械学習によって決定されます。 楽天市場は、順位の決定で主に4つの要素を考慮しています。当社は、4つの要素を、競合分析で比べる項目に次のように対応させています。
| 楽天市場が考慮する要素 | 当社が対応させる比較項目 |
|---|---|
| 検索ワードと商品の関連性 | 商品名とキャッチコピーのキーワード |
| 商品情報の適切性(商品名、説明文、画像や属性情報等の適切さ) | 商品画像・商品説明文・ジャンル・商品属性 |
| 商品・ショップの実績(商品のクリック率や購入率、レビュー情報等) | レビューの件数と評価、ランキングへの入り方、価格・送料・ポイント・クーポン |
| 規約・ガイドラインの遵守状況 | 比べない(自店舗の商品ページで確認する) |
他店の商品のクリック率や購入率は、検索結果や商品ページには表示されません。他店の実績は、レビューの件数とランキングへの入り方を手がかりにします。
関連記事:楽天SEOとは?順位を決める要素と対策の順番|検索データで検証
楽天の競合分析でわかること
楽天の競合分析でわかるのは、自店舗の商品が上位の商品より劣る項目と、上位の顔ぶれの変化です。 劣る項目の例は、商品名にキーワードが含まれていない、レビューの件数が少ない、送料を含めた支払額が高い、などです。顔ぶれの変化の例は、新しく上位に入った商品や、値下げした商品です。
楽天の競合分析で比べる競合商品の選び方|主力キーワードの上位10商品から選定する
比べる競合商品は、主力キーワードの検索結果で、[PR]の枠を除いた上位10商品から選びます。 楽天市場の検索結果は、キーワードごとに並ぶ商品が異なります。同じ店舗の商品でも、キーワードによって競合になったりならなかったりします。
- ①主力キーワードを3〜5個に絞る
- ②[PR]の枠を除いた上位10商品を書き出す
- ③価格帯と容量が近い商品に印を付ける
- ④店舗ではなく商品ごとに記録する
①主力キーワードを3〜5個に絞る
最初に、売上の多い商品ごとに、流入の多い検索キーワードを3〜5個選びます。 流入している検索キーワードは、RMSのデータ分析(R-Karte)で確認します。商品名で狙い始めたキーワードも、まだ流入が少なくても加えます。
当社では、1商品につき3〜5個のキーワードから始めることをおすすめしています。キーワードを増やしすぎると、毎回の確認に手間がかかり、定点の記録が続かなくなるためです。
②[PR]の枠を除いた上位10商品を書き出す
ログインしない状態で、並び順「標準」のまま検索し、[PR]の付いた商品を飛ばして上位10商品を書き出します。 [PR]の付いた商品は、自然検索の順位とは分けて記録します。同じ商品が[PR]の枠と自然検索の両方に並ぶこともあるため、順位は自然検索に並んだ位置で数えます。
関連記事:楽天の検索順位の確認方法|PCとスマホの順位を実測で比較
③価格帯と容量が近い商品に印を付ける
書き出した10商品のうち、自店舗の商品と価格帯・容量・用途が近い商品に印を付けます。 当社は、印を付けた商品を、ユーザーが自店舗の商品と見比べて選ぶ相手と考えています。容量や用途が大きく異なる商品は、順位の比較には使いますが、価格の比較には使いません。
④店舗ではなく商品ごとに記録する
比較表は、店舗ではなく商品ごとに1行で作ります。 ECNOVA Searchのデータで5,365キーワードの検索結果を数えました。上位10件に同じ店舗の商品が2つ以上あったキーワードは、91.8%でした。検索結果は、楽天商品検索APIで2026年8月20日〜10月16日に取得したものです。楽天スーパーSALEの期間(9月4日〜11日)を除き、キーワードごとに最新の1回分を数えました。
同じ店舗の商品が3つ以上あったキーワードも、56.3%ありました。店舗ごとにまとめて記録すると、その店舗のどの商品が上位にいるのかが比較表から読み取れなくなります。
競合店舗は、商品ごとの比較表から見つけます。複数の主力キーワードの比較表に繰り返し並ぶ店舗を、競合店舗として店舗名を控えます。控えた店舗の新商品や値下げは、次の確認で比較表に入っていないかを見ます。
楽天の競合分析で見る6つの項目|検索順位に関わる差を比較表で並べる
競合商品と自店舗の商品は、次の6つの項目で比べます。 6つは、楽天市場の検索結果と商品ページで、他店の商品についても確認できる項目です。
- ①検索順位と[PR]の枠
- ②商品名とキャッチコピーのキーワード
- ③レビューの件数と評価
- ④価格・送料・ポイント・クーポン
- ⑤ランキングへの入り方
- ⑥商品画像・商品説明文・ジャンル・商品属性
①検索順位と[PR]の枠
自然検索の順位と、[PR]の枠に並んでいるかを、分けて記録します。 [PR]の枠にも並ぶ競合商品は、自然検索とは別の枠でもユーザーの目に触れています。自然検索の順位が自店舗より下でも、[PR]の枠で上に並ぶ競合商品は、比較表に残します。
②商品名とキャッチコピーのキーワード
競合の商品名に、検索キーワードの単語が含まれているかと、何文字目に含まれているかを記録します。 楽天商品検索APIで取得した上位30件(ECNOVA Searchのデータ)では、96.7%の商品が、商品名にキーワードの単語を1つ以上含んでいました。単語をすべて含んでいた商品は77.3%です。
集計の対象は5,366キーワードの延べ7,292回分(218,760件)で、取得日は2026年8月20日〜10月16日です。当社は、商品名にキーワードを含めることを、上位30件に並ぶための前提に近い条件と見ています。キャッチコピーは、商品名に含めきれなかったキーワードを補う入力欄として比べます。
自店舗の商品名を修正するときは、主軸のキーワードを商品名の冒頭に置きます。
関連記事:楽天の商品名に入れるキーワードの選び方|検索データで決める手順
③レビューの件数と評価
競合のレビューの件数と評価を、自店舗の商品と並べて記録します。 集計したのは、楽天商品検索APIで取得した上位30件(ECNOVA Searchのデータ)です。期間は2026年9月1日〜10月12日で、4,997キーワード・延べ5,348回分です。レビュー数が10倍多い商品は、約3.5位上にいました。
この値は、売れ行き・商品名・価格など、ほかの要素が同じ商品どうしに近づけて比べた値です。上位30件の中の相関(一緒に動く度合いで、原因とは限らない関係)です。
上位にいたから売れてレビューが増えた商品もありうるため、レビューを増やせば順位が上がるとは言い切れません。レビューの件数の差は、短い期間では縮まりません。当社では、件数に加えて、前回の記録からの増え方も比較表に書くことをおすすめしています。
関連記事:楽天のレビューと検索順位|件数と評価の差を上位30件で検証
④価格・送料・ポイント・クーポン
価格は、送料・ポイント・クーポンを含めて、ユーザーが支払う額で比べます。 比較表の④の列には、商品価格・送料・ポイントの倍率・クーポンを分けて書き、記録日時と一緒に残します。2026年8〜10月に約30日あけて2回取得した1,636キーワードでは、上位10に残った競合商品の約5件に1件で、商品価格が変わっていました。
順位との関係は、価格を同じ検索結果の中央値(少ない順に並べた真ん中の値)と比べて調べました。2026年9月1日〜10月12日の4,997キーワードのデータでは、中央値の2倍の価格の商品が、ほかの要素をそろえて比べると約0.6位上でした。この値も上位30件の中の相関です。当社は、価格を、検索順位よりもユーザーが商品を選ぶ段階に関わる項目として見ています。
⑤ランキングへの入り方
競合の売れ行きは、楽天市場のジャンル別ランキングに入っているかで見ます。 他店の売上の金額は、検索結果や商品ページには表示されません。ランキングへの入り方は、他店の売れ行きを外から知る手がかりになります。
2026年9月1日〜10月12日の同じデータでは、ジャンル別ランキングに入っていた商品が、ほかの要素をそろえて比べると約3.2位上にいました。ランキングに入っていた商品とは、取得日の前後3日に、ジャンル別ランキングの30位以内にいた商品です。この値も上位30件の中の相関です。
⑥商品画像・商品説明文・ジャンル・商品属性
商品画像の枚数と内容、商品説明文に書かれている情報、登録しているジャンル、商品属性の入力の有無を比べます。 楽天市場は、順位の決定で商品名、説明文、画像や属性情報等の適切さを考慮しています。競合の商品画像や商品説明文に、自店舗のページにない情報(サイズ・使う場面など)があれば、比較表に書き出します。
競合とジャンルが異なるときも、競合に合わせてジャンルを変えません。当社では、自店舗の商品の分類に最も合うジャンルに登録しているかを確認することをおすすめしています。
比較表は、1つのキーワードにつき1つ作ります。行は商品(自店舗と競合)、列は6つの項目です。記録日時と端末も残し、確認するたびに、同じ列の行を下へ足します。記録日時と端末は、列を足して書いても、表の上に書いてもかまいません。
次の表は、10月20日9時にPCで記録した例で、値は説明のための架空のものです。列の①〜⑥は上の6つの項目で、「PRあり」は[PR]の枠にも並んでいることを示します。
| 商品 | ①順位 | ②商品名 | ③レビュー | ④価格など | ⑤ランキング | ⑥画像など |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 自店舗 | 12位 | 全単語・15字目 | 85件・4.4 | 2,980円・送料無料・1倍 | なし | 画像6枚・属性あり |
| 競合A | 1位・PRあり | 全単語・1字目 | 1,240件・4.6 | 2,780円・送料無料・5倍・10%OFF | デイリー12位 | 画像9枚・属性あり |
| 競合B | 4位 | 1単語だけ | 320件・4.3 | 3,280円・送料別・1倍 | なし | 画像5枚・使う場面あり |
楽天の競合分析を商品ページの改善につなげる方法|差を見つけて修正する3つの手順
比較表で自店舗が劣る項目を見つけたら、差を3つの種類に分け、1回に1項目ずつ修正します。 比較表を作っただけでは、順位は変わりません。修正する項目を決めて、修正した日付を残すところまでを、当社は競合分析の作業に含めています。
- ①比較表から、自店舗が劣る項目を書き出す
- ②差を3つの種類に分ける
- ③1回に修正するのは1項目にして、変更日を記録する
①比較表から、自店舗が劣る項目を書き出す
6つの項目ごとに、書き出した10商品と自店舗の商品を比べ、劣る項目を書き出します。 価格・送料・ポイント・クーポンの項目だけは、印を付けた、価格帯と容量が近い商品と比べます。当社では、比べた競合商品のうち2商品以上より劣る項目を書き出すことをおすすめしています。1商品だけとの差は、その商品の特別な事情(セール中の値下げなど)による場合があるためです。
②差を3つの種類に分ける
書き出した項目を、RMSですぐ修正できる差、利益と合わせて決める差、販売の積み上げで縮める差の3つに分けます。 当社は、6つの項目を次のように分けています。
| 差の種類 | 項目 | 修正のしかた |
|---|---|---|
| RMSですぐ修正できる差 | 商品名・キャッチコピー・商品画像・商品説明文・商品属性 | RMSの商品ページの設定を修正する |
| 利益と合わせて決める差 | 価格・送料・ポイント・クーポン | 粗利を確認してから、送料やポイントの倍率を決める |
| 販売の積み上げで縮める差 | レビューの件数、ランキングへの入り方 | 規約の範囲でレビューを集め、販売を続ける |
ジャンルは、競合と異なるだけでは修正しません。自店舗の商品の分類に合っていないときだけ修正します。
当社では、RMSですぐ修正できる差から手を付けることをおすすめしています。費用をかけずに修正でき、修正の前後を同じキーワードで比べやすいためです。
③1回に修正するのは1項目にして、変更日を記録する
1回に修正する項目を1つにして、修正した日付を比較表に書きます。 2つ以上を同時に修正すると、順位が動いたときに、どの修正が影響したのかを分けられなくなります。修正したあとも、同じキーワードで、自店舗の順位と競合の動きを記録し続けます。
【検証】楽天の競合分析を定点で続ける理由|上位10商品の約30日の入れ替わり
楽天商品検索APIで2026年8〜10月に約30日あけて2回取得した1,636キーワードのうち、40.2%で上位10商品の3商品以上が入れ替わりました。 楽天市場の検索順位は、要素の変化がリアルタイムに分析・反映されるため、常に変動します。一度だけ作った比較表には、その後に上位に入った商品や、値下げした商品が含まれません。
- 検証の条件
- 上位10商品のうち、約30日後も残った商品の数
- 上位10に新しい店舗の商品が入ったキーワードの割合
- 1位の商品が変わったキーワードの割合
- 価格が変わった商品の割合
- この集計でわからないこと
検証の条件
当社は、楽天商品検索APIでECNOVA Searchが取得したデータから、同じキーワードを約30日あけて2回取得した組を選んで比べました。 比べた条件は次の7つです。
- 取得の期間:2026年8月20日〜10月16日。1回目は8月20日〜9月16日、2回目は9月19日〜10月16日
- 対象:上位30件がそろった検索結果が2回あり、間隔が28日以上の1,636キーワード。間隔は30〜42日で、中央値は30日
- キーワード:ECNOVA Searchが取得の対象にしていたキーワード
- 比べた範囲:各回の上位10件。商品は商品コード、店舗は店舗コードで照合した
- 順位:楽天商品検索APIが返す並び順。楽天市場の画面の順位と同じとは限らない
- 価格:楽天商品検索APIが返す商品価格。クーポン・ポイント・送料は含めていない
- 楽天スーパーSALEとの重なり:取得日が楽天スーパーSALE(2026年9月4日20時〜9月11日1時59分)にかかった141キーワードは除いた。取得の時刻はデータにないため、開始日の9月4日に取得した138キーワードも除いた。ほかのイベントとの重なりは除いていない
上位10商品のうち、約30日後も残った商品の数
1回目の上位10商品のうち、約30日後も上位10にいた商品の数は、中央値で8商品でした。 10商品とも残ったキーワードは11.6%で、残りの88.4%では1商品以上が入れ替わりました。5商品以上が入れ替わったキーワードは14.4%です。
検索結果の商品数(楽天商品検索APIが返す件数)が多いキーワードほど、入れ替わりは大きくなりました。
| 検索結果の商品数 | キーワード数 | 残った商品数の中央値 | 3商品以上入れ替わった | 5商品以上入れ替わった |
|---|---|---|---|---|
| 300件以下 | 468 | 9商品 | 25.9% | 7.7% |
| 301〜3,000件 | 609 | 8商品 | 34.5% | 8.0% |
| 3,001〜30,000件 | 355 | 7商品 | 50.4% | 21.4% |
| 30,001件以上 | 204 | 6商品 | 72.1% | 36.8% |

上位10から外れた延べ3,994件のうち、58.9%は2回目も上位30件の中にいました。上位10から外れた商品の多くは、11位から30位に下がって並んでいました。
上位10に新しい店舗の商品が入ったキーワードの割合
2回目の上位10に、1回目の上位10にいなかった店舗の商品が入ったキーワードは、69.1%でした。 新しく入った店舗の数は、1キーワードあたり平均1.37店です。検索結果の商品数が30,001件以上のキーワードでは87.3%、300件以下のキーワードでは54.3%でした。
1位の商品が変わったキーワードの割合
1位の商品が1回目と2回目で異なったキーワードは、44.4%でした。 検索結果の商品数が300件以下のキーワードでは35.7%、30,001件以上のキーワードでは63.7%です。
価格が変わった商品の割合
2回とも上位10にいた延べ12,366件の商品のうち、商品価格が変わった商品は19.0%でした。 延べ件数は、キーワードと商品の組で数えています。価格が上がった商品は12.1%、下がった商品は6.9%で、10%以上下がった商品は2.3%でした。
価格が変わった商品の変化の幅は、中央値で9.1%です。上位10に残った競合商品でも、約5件に1件は約30日の間に商品価格が変わっていました。
この集計でわからないこと
この集計からは、日ごとの動きと、クーポン・ポイント・送料の変化はわかりません。 2回の取得の間に一度入れ替わり、元に戻った商品は、入れ替わりに数えていません。順位が入れ替わった理由も、この集計では分けていません。楽天市場の検索結果は同じ日のうちにも並びが変わるため、この入れ替わりには、取得した時刻による短い間の変化も含まれている可能性があります。
楽天の競合分析を続ける頻度とツール|手で見る範囲とECNOVA Searchの有料プランで記録する範囲
当社では、主力キーワードの上位10商品を、週1回、同じ曜日・同じ時刻に見ることをおすすめしています。 2026年8〜10月に楽天商品検索APIで約30日あけて2回取得した1,636キーワードでは、40.2%で上位10商品のうち3商品以上が入れ替わりました。一度作った比較表は、約30日後には4割のキーワードで上位の顔ぶれが変わっていたことになります。週1回は、変化を早めにつかむための当社の目安です。
- ①主力キーワードは週1回、同じ時刻に見る
- ②セール・イベントの前後は、見る間隔を詰める
- ③楽天市場の検索結果を手で見る
- ④RMSで自店舗の流入キーワードを確認する
- ⑤ECNOVA Searchの有料プランで上位10商品を毎日記録する
①主力キーワードは週1回、同じ時刻に見る
週1回の確認では、曜日と時刻をそろえて検索します。 楽天市場の検索結果は、同じ日のうちにも並びが変わります。2026年10月16日、当社はログインしない状態で、10キーワードの検索結果を約50分あけて2回取得しました。取得したのは、ブラウザ版の1ページ目のHTML(PCのUA・並び順「標準」)です。2回目では、1ページ目の自然検索45件の並びが10キーワードとも変わり、上位10位の中でも3キーワードで入れ替わりました。
このときも、1位から3位の商品は10キーワードとも同じでした。1回の検索で順位が下がって見えても、翌週の同じ時刻の結果と比べてから判断します。
②セール・イベントの前後は、見る間隔を詰める
当社では、楽天スーパーSALEやお買い物マラソンの開始前と終了後にも、主力キーワードの上位10商品を確認することをおすすめしています。 イベントの期間だけの値下げやクーポンは、週1回の確認では見落とすことがあるためです。開始前の記録と終了後の記録を並べると、イベント中に順位を上げた競合商品が分かります。
③楽天市場の検索結果を手で見る
手で見る場合は、比較表をスプレッドシートに作り、確認するたびに記録日時と端末を書いた行を足します。 手で見る方法は費用がかかりません。一方で、1キーワードにつき10商品・6項目を確認するため、キーワードが増えるほど手間が増えます。当社では、手で見るキーワードは主力の数個までにすることをおすすめしています。
④RMSで自店舗の流入キーワードを確認する
RMSのデータ分析(R-Karte)では、自店舗にユーザーがどのような検索キーワードで訪問しているかが分かります。 RMSで確認できる流入キーワードは、自店舗の商品への訪問のものです。競合の順位が動いた週に、自店舗の流入が減っていないかをRMSで確認します。
⑤ECNOVA Searchの有料プランで上位10商品を毎日記録する
ECNOVA Searchの有料プランでは、キーワード別競合トラッキングが、上位10商品の順位・価格・販促を、キーワードごとに毎日記録します。 有料プランのキーワード別競合トラッキングは、行を押すと開く詳細推移で、価格・ポイント・クーポン・レビューの変化を日ごとに確認できます。競合商品トラッキングでも同じ画面で見られます。
有料プランのキーワード別競合トラッキングは、順位推移をヒートマップで表示します。自社と上位商品の日ごとの順位が1つの表に並び、順位の入れ替わりを色の濃さで見比べられます。
有料プランのアラート検知は、競合商品の値下げ、クーポンの発行、ポイント倍率の変更を前日と比べて検知します。キーワードごとの上位10商品に、新しい店舗や商品が入ったときも、ECNOVA Searchがメールで知らせます。
店舗で初めてECNOVA Searchを契約するときは、有料プランを14日間無料で試せます。
楽天の競合分析の3つの注意点
楽天の競合分析では、上位の商品の特徴を順位の理由と決めつけないこと、他店の文章を写さないこと、検索結果を自動で大量に取得しないことに注意します。
- 注意点①:上位の商品の特徴を、そのまま順位の理由と読まない
- 注意点②:他店の商品名や商品説明文を写さない
- 注意点③:検索結果を自動で大量に取得しない
注意点①:上位の商品の特徴を、そのまま順位の理由と読まない
上位の商品に共通する特徴があっても、その特徴が順位を上げた理由とは限りません。 楽天市場の検索では、一つの数値が良くなっても、表示順位が必ず上がるとは限りません。レビューの件数やランキングへの入り方は、上位に並んだ結果として伸びた場合もあります。
共通点が見つかったら、まず自店舗の商品に当てはまるかを確認します。たとえば上位の商品名に多い容量の表記も、自店舗の商品の容量と異なれば使えません。
注意点②:他店の商品名や商品説明文を写さない
競合の商品名や商品説明文は、そのまま自店舗の商品ページに写しません。 他店の文章は、他店の商品の仕様に合わせて書かれています。写した文章には、自店舗の商品と異なる記述が混ざるおそれがあります。
比較表から取り入れるのは、自店舗の商品にも当てはまるキーワードと、ユーザーに伝える情報の種類(サイズ・使う場面など)までにします。
注意点③:検索結果を自動で大量に取得しない
検索結果は、手で見るか、楽天ウェブサービスのAPIを使うツールで記録します。 楽天会員規約の第8条(禁止事項)には、「会員サービスまたは楽天のサーバーに過度の負担をかける行為」が含まれます。
当社では、検索結果を自動で大量に取得するプログラムを自作するより、楽天商品検索APIや、それを使うツールを使うことをおすすめしています。この記事の検証に使ったECNOVA Searchのデータも、楽天商品検索APIで取得したものです。
楽天の競合分析に関するよくある質問
Q1:楽天の競合分析では、何店舗・何商品を比べればいいですか?
当社では、主力キーワード1つにつき、[PR]の枠を除いた上位10商品を比べることをおすすめしています。 店舗の数で数えると、同じ店舗の複数の商品が上位にいるキーワードでは、比べる商品が足りなくなります。10商品の確認が続かない場合は、印を付けた、価格帯と容量が近い商品に絞ります。
Q2:楽天で競合店舗の売上はわかりますか?
RMSのデータ分析(R-Karte)で見られるのは、自店舗のデータと楽天市場全体のマーケットデータなどです。 他店の売れ行きの手がかりは、ジャンル別ランキングへの入り方と、レビューの件数の増え方です。店舗全体の売上規模や品揃えまで比べる場合は、他店の売上を推計する分析サービスを使う方法もあります。
Q3:楽天の競合分析は無料でできますか?
楽天市場の検索結果を手で見る方法なら、費用はかかりません。 ECNOVA Searchの無料プランでは、「キーワード検索ボリューム調査」「サジェストキーワード調査」を登録不要で使えます。回数は、2つの調査の合計で1日5回までです。調べた結果は、上位30件までが表示されます。競合の順位・価格の記録とアラート検知は、ECNOVA Searchの有料プランで使えます。
楽天の競合分析のまとめ
楽天の競合分析について、要点は次のとおりです。
- 比べる相手:主力キーワードの検索結果で、[PR]の枠を除いた上位10商品。店舗ではなく商品ごとに記録する
- 見る項目:検索順位、商品名とキャッチコピー、レビュー、価格・送料・ポイント・クーポン、ランキングへの入り方、商品画像・商品説明文・ジャンル・商品属性の6つ。比較表は行を商品、列を6項目にし、記録日時と端末も残す
- 改善の手順:劣る項目を書き出し、すぐ修正できる差・利益と合わせて決める差・積み上げで縮める差に分け、1回に1項目を修正して変更日を記録する。ジャンルは競合に合わせて変えない
- 定点で見る理由:楽天商品検索APIで2026年8〜10月に約30日あけて2回取得した1,636キーワードのうち、40.2%で上位10商品の3商品以上が入れ替わった。1位の商品が変わったキーワードは44.4%
- 頻度とツール:主力キーワードは週1回、同じ時刻に見る。セール・イベントの前後にも確認し、手で見る・RMS・ECNOVA Searchの有料プランを使い分ける
- 注意点:上位の商品の特徴を順位の理由と決めつけない。他店の文章を写さない。検索結果を自動で大量に取得しない
ECNOVA Searchの有料プランでは、主力キーワードの上位10商品の順位・価格・販促を毎日記録できます。機能の詳細はECNOVA Searchの機能にあり、有料プランは店舗の初回だけ14日間無料です。
関連サービス
ECNOVA Search の機能
ダッシュボード・アラート検知・SEO診断・キーワード調査・トラッキング。楽天市場の検索対策で毎日行う作業を、5つの機能でサポートします。
詳しく見る →ECNOVA SEARCH
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