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楽天SEOとは?順位を決める要素と対策の順番|検索データで検証

楽天SEOとは、楽天市場の検索結果で、自店舗の商品を広告枠ではない自然検索の上位に表示させる取り組みです。 店長や運営担当者は、主力商品の売上が伸びない月や新商品を登録するときに、商品名とレビューのどちらから手を付けるかを決めます。当社は、狙うキーワードを商品名の先頭に入れてから、規約の範囲でレビューの件数を積み上げる順番をおすすめしています。

根拠は、2026年9月1日〜10月12日に楽天商品検索APIで取得した、4,997キーワード・5,348回分の検索結果の上位30件です。同じ検索結果の中で他の要素をそろえて比べると、レビュー数が10倍多い商品は約3.5位上、ジャンルランキングに入っている商品は約3.2位上にありました。約3.5位・約3.2位は、どちらも上位30件の中での順位の差で、楽天市場の順位の決め方そのものを示す値ではありません。

この記事でわかること

  • 楽天市場が公開している、検索順位を決める4つの要素と評価対象項目
  • 2026年9月〜10月の4,997キーワードの上位30件で、順位との関係が大きかった要素
  • 検証結果から決めた楽天SEOの6つの手順と、避けること

楽天SEOとは?|楽天市場の検索結果で自然検索の上位を狙う取り組み

楽天SEOとは、「楽天市場の検索結果で、自店舗の商品を自然検索の上位に表示させる取り組み」です。 対象は楽天市場の中の検索で、Google検索の順位とは別のものです。

楽天SEOでは、検索結果の広告枠と自然検索枠を分けて考えます。楽天SEOは、Google検索のSEOと、順位を決める仕組みも対策する場所も異なります。

検索結果の広告枠と自然検索枠の違い

楽天市場の検索結果には、商品名の先頭に「[PR]」が付いた商品と、付いていない商品が並びます。 当社は、[PR]の付いた商品をRPP広告などの広告枠、付いていない商品を自然検索の枠として扱っています。楽天SEOで順位を上げる対象は、自然検索の枠です。

楽天市場では、広告などの有料サービスを利用しているかどうかは、検索順位に影響しません。当社では、広告枠に表示された位置と、自然検索の枠の順位を分けて記録することをおすすめしています。

楽天市場の検索結果の並びのイメージ図。上に商品名の先頭に[PR]が付いた商品(広告枠)が並び、その下に[PR]の付かない商品(自然検索の枠)が1位、2位、3位と並ぶ。楽天SEOで順位を上げる対象は自然検索の枠
楽天市場の検索結果の広告枠と自然検索の枠(イメージ。実際の画面とは異なります)

Google検索のSEOとの違い

Google検索のSEOはWebページの順位を、楽天SEOは楽天市場の中での商品の順位を上げる取り組みです。 楽天市場の検索順位は、商品のクリック率や購入率、レビュー情報などの商品・ショップの実績も考慮して決まります。

当社は、楽天SEOでは商品ページの文章に加えて、売れ行きとレビューも対策の対象になると考えています。

楽天市場におけるSEO対策の重要性

楽天市場ではユーザーの多くがモール内検索から購買行動を開始するため、自然検索の順位が、広告費をかけない集客の量を左右します。 協力店舗1店舗の2026年9月・10月のデータでは、1〜3位の商品は、101位以下の商品よりクリックされる割合の目安が高くなっていました。

  • 楽天市場では検索から商品が探される
  • 自然検索のアクセスには広告費がかからない
  • 上位の商品にクリックと購入が集まる

楽天市場では検索から商品が探される

楽天市場では、ユーザーの多くがモール内検索から購買行動を開始します。 ユーザーは検索窓にキーワードを入力し、表示された一覧から商品を選びます。

協力店舗1店舗のRMSの楽天サーチのデータでは、2026年9月・10月に、35商品に247のキーワードから流入がありました。当社では、商品ごとにどのキーワードから流入しているかを、狙うキーワードを決めるときに照らすことをおすすめしています。

自然検索のアクセスには広告費がかからない

自然検索の枠で商品がクリックされても、広告費はかかりません。 広告枠のRPP広告は、クリック課金型の広告です。

当社は、自然検索の順位が上がったキーワードでは、RPP広告の入札を見直す余地が生まれると考えています。

上位の商品にクリックと購入が集まる

協力店舗1店舗の2026年9月・10月のデータでは、検索順位が1〜3位の商品は、101位以下の商品よりクリックされる割合の目安が高くなっていました。 目安には、キーワード経由のアクセスを、そのキーワードの検索回数の推計値で割った値を使いました。

当社は、順位に、RMSの楽天サーチのデータにある検索順位を使いました。検索回数の推計値には、Googleの検索データをもとにした値が含まれます。そのため、目安の値は順位どうしの比較にだけ使っています。途中の順位帯では、目安の値の大小が入れ替わるところもありました。

アクセスが増えれば、同じ転換率でも購入の件数は増えます。

楽天SEOの仕組み|楽天市場が公開している順位決定の4つの要素

楽天市場の検索順位は、検索ワードと商品の関連性を主軸にしつつ、様々な要素も含めて、機械学習で決まります。 楽天市場が順位の決定で主に考慮している要素は、次の4つです。

  • 検索キーワードと商品の関連性
  • 商品名・商品説明文・画像・属性情報の適切さ
  • 商品とショップの実績
  • 規約・ガイドラインの遵守状況

楽天市場の検索では、1つの数値が良くなっても、表示順位が必ず上がるわけではありません。要素の変化はリアルタイムに分析・反映され、検索順位は常に変動します。

楽天市場は、出店者向けの情報開示で、評価の軸を4つに分けています。4つの軸は、商品情報の品質と、商品・ショップの実績、カスタム指標、規約・ガイドラインです。カスタム指標は、条件を満たした商品を、一時的に検索順位で優遇することがある軸で、迅速な配送が可能な商品が例に挙がっています。

楽天市場の検索順位の決まり方の図。中央に「検索順位(機械学習で決定)」、そのまわりに4つの要素。1、検索キーワードと商品の関連性(主軸)。2、商品名・商品説明文・画像・属性情報の適切さ(属性情報などを含む商品情報の適切性)。3、商品とショップの実績(クリック率・購入率・レビュー情報など)。4、規約・ガイドラインの遵守状況
楽天市場が公開している、検索順位の決定で主に考慮される4つの要素(楽天市場のヘルプの記載をもとに当社作成)

検索キーワードと商品の関連性

検索キーワードと商品の関連性は、楽天市場が順位の決め方の主軸に置いている要素です。 ユーザーが入力したキーワードに、商品がどれだけ合っているかを表します。

当社は、関連性の土台を、ユーザーが検索するキーワードが商品名・キャッチコピー・商品説明文に書かれていることだと考えています。

商品名・商品説明文・画像・属性情報の適切さ

楽天市場は、商品名、説明文、画像や属性情報等の適切さを「商品情報の適切性」として考慮しています。 出店者向けの情報開示では、キャッチコピーも商品名や商品説明文と並ぶ評価項目です。

当社では、商品名・画像・属性情報を、楽天市場のガイドラインのルールと照らして見直すことをおすすめしています。

商品とショップの実績

楽天市場は、検索ワードごとに、商品クリック率や転換率等を評価し、検索結果に反映しています。 楽天市場は、レビュー情報、問い合わせ対応、配送品質なども実績として評価しています。

実績は、商品ページを直した日にすぐ積み上がるものではありません。当社は、実績を、時間をかけて増やす要素と考えています。

規約・ガイドラインの遵守状況

楽天市場の規約・ガイドラインに違反がある商品は、検索順位が低下する可能性があります。 楽天市場は「違反点数制度」を導入しています。

違反点数が一定の基準を超えると、該当商品の検索順位が下がり、改善が見られない場合には検索結果から除外される可能性があります。

楽天SEOロジックの評価対象項目

楽天市場は、店舗が登録する商品名・キャッチコピー・商品説明文に加え、商品画像と属性情報なども「非常に重要な評価項目」としています。 レビューは、商品・ショップの実績の中で評価されます。

  • 商品名
  • キャッチコピー
  • 商品説明文
  • 商品画像
  • ジャンルと商品属性
  • レビュー

各項目のルールは、楽天市場の店舗運営に関するガイドラインに分かれて書かれています。

項目楽天市場の公開情報での扱いルールが書かれているガイドライン
商品名「商品情報の品質」の評価項目商品名登録ガイドライン
キャッチコピー「商品情報の品質」の評価項目商品名登録ガイドライン、不適切な検索対策行為に関するガイドライン
商品説明文「商品情報の品質」の評価項目不適切な検索対策行為に関するガイドライン
商品画像「商品情報の品質」の評価項目商品画像登録ガイドライン
ジャンルと商品属性属性情報は「商品情報の品質」の評価項目。ジャンルは同じ項目の例示に入っていないジャンルID登録に関するガイドライン、非製品属性タグID登録に関するガイドライン
レビュー「商品・ショップの実績」の評価項目みんなのレビューに関するガイドライン(出店者向け)

商品名

楽天市場が推奨する商品名の書き方は、ジャンルごとの基本体系に沿って、有益な情報を先頭近くに置く形です。 検索結果のページでは、登録できる商品名の全文字は表示されません。検索結果に表示される文字数は、一般的に30文字程度です。

商品名登録ガイドラインに沿って登録すると、沿っていない商品と比べて、楽天市場内での露出が向上する可能性があります。

キャッチコピー

楽天市場の商品名登録ガイドラインでは、販促文言と検索ヒット用の関連キーワードの入力先が、キャッチコピー欄です。 楽天市場は、販促文言と関連キーワードを商品名に入力しないよう定めています。

楽天市場のいう関連キーワードは、同じ意味の表現違いや利用方法など、商品と関係があるキーワードです。

商品説明文

楽天市場のガイドラインでは、商品ページの説明文は、商品説明文と販売説明文を指します。 商品説明文は、商品名・キャッチコピーと並ぶ商品情報の評価項目です。

商品画像

商品画像登録ガイドラインの対象になる第1商品画像は、商品ページだけでなく、サーチ結果やランキングなどのページでも使われます。 第1商品画像は、テキスト要素の占有率を20%以下にし、枠線のない画像で登録します。

楽天市場は、ガイドラインに沿った画像によって、サーチ結果やランキングなどでの商品のクリック率が上がることを期待しています。

ジャンルと商品属性

ジャンルは楽天市場の商品の分類で、出品するすべての商品にジャンルIDの登録が必須です。 商品属性は、非製品属性タグと組み合わせて、検索ナビゲーションなどに使われます。

属性情報は、楽天市場が評価項目に挙げる商品情報の1つです。ヘルプの「楽天市場の商品検索における検索順位の決まり方について」と出店者向けの情報開示は、ジャンルを順位の要素として名指ししていません。当社は、ジャンルを商品と合わせておくことを、絞り込み検索で商品が表示されるための前提として扱っています。

レビュー

レビュー情報は、問い合わせ対応や配送品質と並んで、商品・ショップの実績として評価されます。 不正な手段で肯定的なレビューを得ることは、ガイドライン違反です。

レビューの投稿をお願いするときの条件は、楽天市場の「みんなのレビューに関するガイドライン(出店者向け)」で決まっています。

楽天SEOの順位を決める要素をデータで検証|上位30件・4,997キーワードの集計

同じ検索結果の上位30件の中で比べると、順位との関係が大きかったのはレビュー数と売れ行きでした。何位上の値は、2026年9月1日〜10月12日に楽天商品検索APIで取得した、4,997キーワード・5,348回分の検索結果で計算しました。 取得全体は、2026年8月20日〜10月16日の5,366キーワード・7,292回分です。取得全体の上位30件の商品名には、キーワードの単語が平均88%入っていました(上位30件の外は見ていません)。

  • 検証の条件
  • レビュー数:10倍多い商品は約3.5位上
  • 売れ行き:ジャンルランキングに入った商品は約3.2位上
  • 商品名:上位30件の商品の大半は、商品名に検索キーワードの単語を含んでいた
  • キャッチコピー・レビュー評価・価格:差は1位未満
  • クリック率と転換率は順位の原因より結果に見える
  • この検証で確かめられていないこと

2026年9月1日〜10月12日の5,348回分で計算した、要素ごとの順位の差は次のとおりです。

要素同じ検索結果の中で、他の要素をそろえて比べた順位の差
レビュー数が10倍約3.5位上
ジャンルランキングに入っている約3.2位上
商品名にキーワードがそのまま入る約1.1位上
商品名の30文字目までにキーワードの単語が出てくる約0.7位上
価格が同じ検索結果の中央値の2倍約0.6位上
商品名にキーワードの単語がすべて入る約0.5位上
レビュー評価が1点高い約0.5位上
キャッチコピーにキーワードの単語がすべて入る約0.4位上
楽天SEOの要素ごとの順位の差を示す横棒グラフ。2026年9月1日〜10月12日に楽天商品検索APIで取得した4,997キーワード・5,348回分の検索結果の上位30件で、同じ検索結果の中で他の要素をそろえて比べた値。レビュー数が10倍で約3.5位上、ジャンルランキングに入っていると約3.2位上、商品名にキーワードがそのまま入ると約1.1位上、商品名の30文字目までにキーワードの単語が出てくると約0.7位上、価格が中央値の2倍で約0.6位上、商品名にキーワードの単語がすべて入ると約0.5位上、レビュー評価が1点高いと約0.5位上、キャッチコピーにキーワードの単語がすべて入ると約0.4位上。上位30件の中での差で、楽天市場の順位の決め方そのものではない
要素ごとの順位の差(2026年9月1日〜10月12日、楽天商品検索APIで取得した4,997キーワード・5,348回分の上位30件。ECNOVA Searchのデータ・当社調べ)

検証の条件

ECNOVA Searchが楽天商品検索APIで取得した検索結果の上位30件を、キーワードごとに比べました。 条件は次のとおりです。

  • 取得全体:2026年8月20日〜10月16日の、5,366キーワード・7,292回分の検索結果の上位30件(全店舗の商品。30件そろった回だけ)
  • 何位上の計算:取得全体のうち、ジャンルランキングの取得日と重なる2026年9月1日〜10月12日の4,997キーワード・5,348回分(160,440件)
  • 項目:商品名・キャッチコピー・価格・レビュー数・レビュー評価
  • 売れ行き:楽天市場のジャンル別ランキング(30位まで)に入っているかを、他店の売れ行きの代わりに使った(2026年8月29日〜10月15日の48日分)
  • 協力店舗1店舗のデータ:RMSの商品ページ分析(売上・アクセス人数・転換率。2026年9月9日〜10月15日)と、楽天サーチのデータ(2026年9月・10月。10月は14日まで。35商品・247キーワード・554組)
  • 比べ方:同じ検索結果の中で、他の要素をそろえて比べた値を「何位上」で示した

順位は、楽天商品検索APIが返す並び順です。RMSの楽天サーチの順位と、同じ商品・同じキーワード・近い日付で突き合わせると、順位はおおむね一致しました(当社の再計算で、順位の相関は0.8〜0.9)。APIの並び順のほうが上に出る組が多くありました。

レビュー数:10倍多い商品は約3.5位上

当社の集計(2026年9月1日〜10月12日・5,348回分の上位30件)で他の要素をそろえて比べると、レビュー数が10倍多い商品は約3.5位上にいました。 レビューが0件の商品は、約1.9位下にいました。

取得全体(7,292回分)では、レビュー数に差があったキーワードのうち約93%で、レビュー数が多い商品ほど上位にいました。平均の順位は、レビュー0件の商品で18.0位、1,000件以上の商品で11.2位です。競合商品が多いキーワードでも少ないキーワードでも、レビュー数が多い商品ほど上位にいました。

当社は、レビュー数を過去の販売の積み上げと見ています。ただし、上位にいる商品ほど売れてレビューが増える向きもあり、どちらが先かはこの集計では決められません。

売れ行き:ジャンルランキングに入った商品は約3.2位上

当社の集計(2026年9月1日〜10月12日・5,348回分の上位30件)では、ジャンルランキングに入っている商品は約3.2位上にいました。 レビュー数とは別に、今の売れ行きも順位と結び付いていました。

ジャンルランキングを取得していた期間の検索結果では、ランキングに入っている商品の割合は、1〜5位で27.6%、26〜30位で7.1%でした。協力店舗1店舗の2026年9月・10月のデータでも、同じキーワードで比べると、売上やアクセス人数が多い商品ほど上位にいました。売上と順位の相関は0.63で、同じ月・同じキーワードで比べた34組のうち30組で同じ向きでした。

売れ行きと順位の関係には、順位が上だから売れている分も含まれます。どちらが先かは、この集計では決められません。

商品名:上位30件の商品の大半は、商品名に検索キーワードの単語を含んでいた

取得全体(2026年8月20日〜10月16日・7,292回分)の上位30件では、商品名に含まれていた検索キーワードの単語の割合が、平均で88%でした。 1〜5位と26〜30位で、この割合はほぼ同じです。含まれていた単語の割合で比べると、上位30件の中の順位の差はほとんど出ませんでした。

当社は、商品名にキーワードが入っていることが、上位30件に入るための前提に近いと考えています。ただし、上位30件の外の商品は見ていないため、入っていない商品がどれだけ入りにくいかは測れていません。

当社の集計(2026年9月1日〜10月12日・5,348回分)では、レビュー数と売れ行きをそろえて比べました。商品名にキーワードがそのまま入っている商品は、約1.1位上でした。キーワードの単語のどれかが商品名の30文字目までに出てくる商品は約0.7位上、キーワードの単語がすべて入っている商品は約0.5位上です。

キャッチコピー・レビュー評価・価格:差は1位未満

当社の集計(2026年9月1日〜10月12日・5,348回分の上位30件)では、キャッチコピー・レビュー評価・価格は、どれも順位の差が1位未満でした。 キャッチコピーにキーワードの単語がすべて入っている商品は約0.4位上、レビュー評価が1点高い商品は約0.5位上です。

レビュー評価の差は、レビューが多い商品どうしほど大きく出ました。レビューが1,158件より多い商品では、平均の順位が評価4.0以下で13.6位、評価4.7より高い商品で9.4位です。

価格の約0.6位の差(同じ検索結果の中央値の2倍の商品)は、レビュー数をそろえて比べたときにだけ出る小さな差です。今回のデータでは、安い商品ほどレビューが多くありました。

クリック率と転換率は順位の原因より結果に見える

協力店舗1店舗の2026年9月・10月のデータでは、同じキーワードで比べると、転換率が高い商品が上位にいるとは限りませんでした。 同じ月・同じキーワードの商品どうしで比べた転換率と順位の相関は、−0.06です。

キーワードをそろえずに比べると、上位ほど転換率が高く見えました(相関0.38)。当社は、相関0.38と−0.06の違いを、キーワードごとの転換率の違いによるものと見ています。上位の商品ほどクリックされる割合の目安が高いことも、順位が上がった結果として説明できます。

楽天市場は、商品クリック率や転換率等を検索ワードごとに評価しています。当社のデータは、クリック率と転換率が評価されていないことを示すものではありません。当社は、協力店舗のクリック率と転換率には、順位が上がった結果として増えた分が混ざっていると考えています。

この検証で確かめられていないこと

この検証の値は、上位30件の中での差です。 30位の外から上位30件に入る力は測れていません。

  • 値は相関で、楽天市場の順位の決め方そのものではない
  • 協力店舗1店舗・2か月のデータで、協力店舗のデータからの結論は傾向にとどまる
  • 商品説明文は、取得した検索結果のデータに含まれていないため、集計していない
  • 売上とアクセスが順位の原因か結果かは決められていない。9月の実績で10月の順位を説明する比較(140組)と、前の週の実績で翌週の順位の変化を説明する比較(976件)を行った。どちらも向きは合っていたが、偶然と区別できる差ではなかった
  • 測れた要素だけで、集計に使っていないキーワードの順位を当てると、順位の相関は0.40だった。残りは、商品説明文や楽天市場の内部の指標など、測れていない要素による
  • ECNOVA SearchのSEO診断の点数と順位の関係は、まだ集計していない

楽天SEOの対策|検証結果から決める6つの手順

楽天SEOの対策は、狙うキーワードを決めて、商品名の先頭に入れることから始めます。 当社の集計(2026年8月20日〜10月16日・7,292回分)では、上位30件の商品名にキーワードの単語が平均88%入っていました。上位30件の外は見ていません。上位30件の中の順位の差には、レビュー数と売れ行きが大きく表れていました(2026年9月1日〜10月12日・5,348回分)。

当社では、次の6つの手順で進めることをおすすめしています。③のジャンルと商品属性は集計の対象外で、楽天市場が公開している要素から入れた手順です。当社は、売れ行きを、6つの手順の外で、日々の販売の積み上げとして増える要素と考えています。

  • ①狙うキーワードを検索ボリュームとサジェストで決める
  • ②商品名の先頭にキーワードを入れる
  • ③ジャンルと商品属性を正しく登録する
  • ④規約の範囲でレビューの件数を増やす
  • ⑤キャッチコピーと商品説明文でキーワードを補う
  • ⑥検索順位を記録して変化を確かめる
楽天SEOの6つの手順の図。1、狙うキーワードを検索ボリュームとサジェストで決める。2、商品名の先頭にキーワードを入れる。3、ジャンルと商品属性を正しく登録する。4、規約の範囲でレビューの件数を増やす。5、キャッチコピーと商品説明文でキーワードを補う。6、検索順位を記録して変化を確かめる
楽天SEOの6つの手順(当社のおすすめの進め方)

①狙うキーワードを検索ボリュームとサジェストで決める

最初に、商品の種類を表す軸キーワードから候補を集め、推定検索ボリュームの大きい順に並べます。 候補は、楽天市場の検索窓に表示されるサジェストキーワードからも集めます。

並べた候補から、商品に合わないキーワードを外し、RMSの流入キーワードとRPP広告の検索需要レベルで、自店舗に合うかを確認します。候補を集める段階では、ECNOVA Searchのサジェストキーワード調査・キーワード検索ボリューム調査が、登録なしで使えます。回数は、2つの調査を合わせて1日5回までです。

②商品名の先頭にキーワードを入れる

決めたキーワードのうち1つをメインキーワードにして、商品名の先頭に置きます。

冒頭の30文字程度には、メインキーワードと、産地・容量など商品を見分けるキーワードを入れます。後半には、メインキーワードと一緒に検索されるキーワードと、スペックを並べます。

関連記事:楽天の商品名に入れるキーワードの選び方|検索データで決める手順

③ジャンルと商品属性を正しく登録する

商品を、楽天市場のジャンルのうち、その商品に最も合うジャンルに登録します。 「その他」ジャンルに登録している商品は、他のジャンルへの補正が必要なケースが多い傾向にあります。

ジャンルを決めたら、そのジャンルの商品属性を埋めます。ジャンルが補正で切り替わると、商品属性の必須項目が変わる場合があります。当社では、ジャンルを変えた商品の商品属性を、その日のうちに見直すことをおすすめしています。

④規約の範囲でレビューの件数を増やす

レビューの件数は、楽天市場のガイドラインが認める範囲で増やします。 当社の集計(2026年9月1日〜10月12日・5,348回分の上位30件)では、レビュー数と売れ行きが、順位と強く結び付いていました。

レビューの投稿を条件にした特典は、原則禁止です。例外として認められるのは、今回の注文の値引きに当たらず、発送とレビュー投稿の確認後に付与できる特典で、別送のおまけや次回注文時のクーポンが例です。特典を付与する前に、レビューチェックツールでレビューの投稿を確認します。特典の内容は、レビューの評価や投稿内容によって変えられません。

当社では、商品が届いたあとに、購入者へレビューの投稿をお願いする連絡を送ることをおすすめしています。

⑤キャッチコピーと商品説明文でキーワードを補う

キャッチコピーと商品説明文には、商品名に入れられなかったキーワードを書きます。 キャッチコピーには、商品名と重ならないキーワードを、商品名と続けて読める文にして入力します。

当社の集計(2026年9月1日〜10月12日・5,348回分の上位30件)では、キャッチコピーのキーワードによる順位の差は約0.4位でした。当社は、キャッチコピーを、商品名に入りきらないキーワードを受け持ち、商品が表示されるキーワードを増やす欄として扱っています。

商品説明文には、商品名とキャッチコピーで使わなかった表記ゆれ・用途・仕様のキーワードを、商品を説明する文章の中で書きます。商品に直接関係ないキーワードを並べる書き方は、楽天市場のガイドラインで禁止されています。

⑥検索順位を記録して変化を確かめる

商品名やレビューの状況を変えたら、狙うキーワードの検索順位を日付と一緒に記録します。 順位を数えるときは、[PR]の付いた商品を飛ばし、自然検索の枠の何番目に自店舗の商品があるかを見ます。

当社では、順位が1回下がっただけで商品ページを直さず、数日分の記録を並べて判断することをおすすめしています。手で数えるときは、数えた日付・時刻・端末も一緒に残します。

関連記事:楽天の検索順位の確認方法|PCとスマホの順位を実測で比較

楽天SEOで避けること|順位が下がる・規約に触れる4つの注意点

楽天市場の「不適切な検索対策行為に関するガイドライン」に違反した商品は、遵守している商品に比べ、楽天市場内での露出が低下する可能性があります。 当社は、ガイドラインに照らして、次の4つを避けることをおすすめしています。

  • 商品と関係のないキーワードを商品名に詰め込む
  • 報酬を条件にしてレビューを集める
  • 他店の商品名や商品説明文を写す
  • ジャンルや属性を実際の商品と違う内容で登録する

商品と関係のないキーワードを商品名に詰め込む

楽天市場は、商品名・キャッチコピー欄に、その商品と直接関係ないブランド名、商品ジャンル名、モデル名などを書くことを禁止しています。 禁止の例には、ビジネスシューズの商品名に「スニーカー サンダル ブーツ ローファー」と書く例が挙がっています。

説明文でも、検索ヒット目的で、その商品に直接関係ないキーワードを羅列することは禁止です。当社では、商品名には、その商品を探すユーザーが入力するキーワードだけを入れることをおすすめしています。

報酬を条件にしてレビューを集める

楽天市場は、レビュー投稿を条件とした特典の付与を原則禁止にしています。 例外として認められる特典の条件を外れると、ガイドライン違反になります。

キャッシュバックや金券類の特典、今回の注文の値引きや送料無料は、レビューの特典として付与できません。高評価のレビューの投稿を促すことも禁止です。店舗関係者がレビューを投稿した場合は、契約解除を含む厳しい措置の対象になります。

他店の商品名や商品説明文を写す

楽天市場のガイドラインは、他人の著作物等を掲載する際に、権利者から掲載許諾を得ることを求めています。 当社では、上位の他店が書いた商品説明文や撮影した画像を、そのまま写さないことをおすすめしています。

他店の商品名を写すと、自店舗の商品と合わないキーワードまで商品名に入ることがあります。上位の商品名から使うのは、ユーザーが入力するキーワードの候補を集める段階までにします。

ジャンルや属性を実際の商品と違う内容で登録する

楽天市場は、対象商品の分類とは異なるジャンルや、最適なジャンル以外への商品登録を禁止しています。 不適切なジャンルIDの登録が見つかると、楽天がジャンルIDを補正し、以降は店舗が変更できなくなります。

非製品属性タグでも、商品情報と異なるタグの登録は禁止です。不適切なタグが登録された商品は、楽天側で表示を制限する可能性があります。

楽天SEOに使えるツール|キーワード調査と検索順位の記録

店舗は、楽天SEOのデータを、自店舗に流入した実績を見るRMSの楽天サーチのデータと、楽天市場の検索を調べるツールの2つから集めます。 RMSのデータは自店舗に流入しているキーワードの確認に使います。ツールは、まだ流入のないキーワードの確認と、登録したキーワードの順位の記録に使います。

  • RMS の楽天サーチのデータ
  • ECNOVA Search(当社)

RMS の楽天サーチのデータ

RMSのデータ分析(R-Karte)では、自店舗にユーザーがどこからどのような検索キーワードで訪問しているかを確認できます。 R-Karteの「楽天サーチ流入改善」には、商品ごとに見られる商品別検索キーワードがあります。

当社が検証に使った協力店舗1店舗の楽天サーチのデータには、商品とキーワードの組み合わせごとに、検索順位・アクセス・転換率がありました。RMSで見られるのは、自店舗の商品のデータです。

ECNOVA Search(当社)

ECNOVA Searchは、楽天市場のキーワード調査(一部は登録なし)と、有料プランのSEO診断・検索順位の記録を、1つのツールで行う当社の製品です。 この記事の検証に使った検索結果の上位30件も、ECNOVA Searchが取得したデータです。

ECNOVA Searchのキーワード調査のうち、サジェストキーワード調査・キーワード検索ボリューム調査は登録なしで使えます。2つの調査を合わせて1日5回までです。有料プランのSEO診断では、ECNOVA Searchが商品ページを4分野18項目で採点します。4分野は、商品名・キャッチコピー・商品説明文・商品情報です。

有料プランのトラッキングでは、ECNOVA Searchが自社の商品と、競合の上位10商品の順位を、キーワードごとに毎日記録します。「トラッキング結果」のタブには、キーワードごとの「現在順位」「前日比」「自然検索順位推移」が並びます。

ECNOVA Searchで、架空の商品の順位をキーワードごとに記録した画面。赤枠の1は現在順位、2は前日比、3は自然検索順位推移の折れ線。現在順位の列の説明(広告枠を除いた最新の掲載順位)を開いた状態
ECNOVA Searchの「トラッキング結果」タブ。画面の店舗・商品・数値は、説明のための見本です

ECNOVA Searchの有料プランは、店舗の初回のみ14日間無料で試せます。

楽天SEOのツールは、検索順位を記録する順位チェックツールと、キーワードの候補と需要を調べるキーワード調査ツールの2種類に分かれます。

関連記事:【2026年最新】楽天SEOツールおすすめ3選|当社が実務で使うキーワード調査の手順

楽天SEOに関するよくある質問

Q1:楽天SEOの効果が出るまでの期間はどのくらいですか?

当社は、効果が出るまでの期間を一律の日数では示せないと考えています。 楽天市場の検索では、要素の変化はリアルタイムに分析・反映され、検索順位は常に変動します。

当社の集計では、商品ページを変えてから順位が動くまでの日数は測っていません。当社では、商品名などを変えた日から順位を記録し、数週間単位で比べることをおすすめしています。

Q2:楽天SEOに裏技はありますか?

当社は、楽天市場が公開している要素とガイドラインの外に、順位を確実に上げる方法はないと考えています。 楽天市場の検索では、1つの数値が良くなっても、表示順位が必ず上がるわけではありません。

商品に直接関係ないキーワードを商品名に並べることや、条件を外れたレビューの特典は、ガイドラインで禁止されています。当社は、禁止された方法で一時的に順位が上がっても、露出が下がる危険のほうが大きいと考えています。

Q3:商品説明文は楽天の検索順位に影響しますか?

商品説明文は、楽天市場が「非常に重要な評価項目」に挙げる商品情報の1つです。 楽天市場のヘルプと出店者向けの情報開示には、商品説明文が順位にどの程度影響するかは書かれていません。

当社の集計(2026年8月20日〜10月16日・7,292回分の上位30件)は、商品説明文を対象にしていません。取得した検索結果のデータに、商品説明文が含まれないためです。

Q4:楽天SEOとRPP広告はどう使い分けますか?

当社では、自然検索の順位がまだ低い商品やキーワードに、RPP広告を使うことをおすすめしています。 楽天市場では、広告などの有料サービスを利用しているかどうかは、検索順位に影響しません。

当社では、自然検索の順位が上がったキーワードで、RPP広告の入札と予算を見直すことをおすすめしています。

楽天SEOのまとめ

楽天SEOについて、要点は次のとおりです。

  • 楽天SEOとは:楽天市場の検索結果で、自店舗の商品を広告枠ではない自然検索の上位に表示させる取り組み。広告の利用の有無は検索順位に影響しない
  • 重要性:楽天市場ではユーザーの多くがモール内検索から購買行動を始める。協力店舗1店舗の2026年9月・10月のデータでは、1〜3位の商品は101位以下の商品よりクリックされる割合の目安が高かった
  • 仕組みと評価対象項目:順位は関連性を主軸に、様々な要素を含めて機械学習で決まる。考慮される主な要素は、関連性・商品情報の適切さ・実績・規約の遵守の4つ。商品名・キャッチコピー・商品説明文・商品画像・属性情報などが評価項目で、レビューは実績として評価される
  • 検証の結果:2026年9月1日〜10月12日に楽天商品検索APIで取得した4,997キーワード・5,348回分の上位30件で計算した。レビュー数が10倍で約3.5位上、ジャンルランキング入りで約3.2位上。上位30件の商品名には、キーワードの単語が平均88%入っていた。どれも上位30件の中での差で、楽天市場の順位の決め方そのものではない
  • 対策の6つの手順:キーワードを決めて商品名の先頭に入れる。ジャンルと商品属性を登録し、規約の範囲でレビューを増やす。キャッチコピーと商品説明文で補い、順位を記録する
  • 避けること:商品に直接関係ないキーワードの詰め込み、条件を外れたレビューの特典、他店の文章や画像の転載、実際と違うジャンルや属性の登録
  • ツール:自店舗の流入はRMSの楽天サーチのデータで確認する。ECNOVA Searchの場合、キーワードは登録なしのキーワード調査で、登録したキーワードの自社と他店の順位は有料プランのトラッキングで確認できる

ECNOVA Searchでは、楽天市場で狙うキーワードを登録なしで調べられます。サジェストキーワード調査・キーワード検索ボリューム調査の2つを合わせて、1日5回までです。有料プランのSEO診断とトラッキングは、店舗の初回のみ14日間無料で試せます。

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